Excel のシートをキーボードからスクロールするには

更新日：2025年12月4日

エクセルにデータを入力したり分析しているときに、キーボードから手を離さないでスクロールしたいと思ったことはありませんか。スクロールするたびに何度もマウスを手にするのは煩わしいですよね。

この記事では、キーボードからスクロールする方法を紹介します。データを入力しながら、そのままキーボードでスクロールできるようになります。

１セルずつ上下や左右にスクロールしたり、画面単位でスクロールできます。離れた場所にあるセルにも瞬時に移動でき、それだけ作業効率がアップします。

シートをキーボードからスクロールする方法がいくつかあります。それぞれの結果に違いがあります。

いずれの方法でもアクティブセルが移動します。

シートを１セルずつスクロールする

シートを１セルずつスクロールするには、キーボードから矢印キーを入力します。

エクセルを開きます。
スクロールさせたい方向の ↑, ↓, ←, → キーを押しっぱなしにします。
- これはアクティブセルを隣接するセルに移動する方法と同じです。詳細については近日公開予定です。
- マウスホイールを回転して同様にスクロールする方法があります。そのときはアクティブセルが移動されません。

これで、入力した方向に１セルずつアクティブセルが移動します。それに合わせて自動でスクロールされます。アクティブセルが移動しているのでそのままデータを入力できます。

移動速度が速いと感じるときはキーを連打するように入力します。

シートを画面単位でスクロールするには、キーボードから PageUp, PageDown キーを入力します。

これで、画面単位で上下または左右にスクロールされました。キーを押しっぱなしにすると一気にスクロールできます。

シートを端にスクロールするには、キーボードから Ctrl キーを押しながら各キーを入力します。

この方法はマウスでできない操作です。

これで、入力したキーに対応してアクティブセルが移動します。それに合わせて自動でスクロールされます。

キーボードからスクロールする方法はいずれもアクティブセルを移動する操作です。アクティブセルが画面外へ移動しようとすると、必ずそれが表示される位置まで自動でスクロールされます。この機能を利用してスクロールさせています。

特にシートを端にスクロールする方法はキーボードからしか操作できないので、覚えておくと作業効率がアップします。

シートを上下に一行ずつスクロールするには、マウスホイールを回転する方が簡単かもしれません。

キーボードからどの方法でスクロールしてもアクティブセルが移動します。これを移動しないようにスクロールするには、スクロールロックしてからキーを操作します。

マウスやキーボードを使ってスクロールすることができます。

特定のセルに瞬時に移動することができます。

セル番号を指定する：指定したセル番号に瞬時に移動する方法があります。名前ボックスやジャンプから移動できます。詳細については近日公開予定です。
ナビゲーション：ナビゲーションからセルや定義された名前のセルに移動する方法があります。目的のセルに名前を定義すると、いつでもそのセルに移動できようになります。

この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。