Excel のナビゲーションからシートやセル、グラフに移動するには
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エクセルで膨大な数のデータを入力したり、シートやグラフなどを大量に挿入すると、何がどこにあるのかわからなくなることってありますよね。
そんな時、ナビゲーションからシートやセル、グラフなどに移動する方法があるんです。ナビゲーションにはすべてのシートと、その中にあるデータの入力されたセルと、グラフや画像などのオブジェクトが一覧表示されます。
一覧から選択するだけで、瞬時にそれがある場所に移動して選択状態にすることができます。目的のものを探すのにシートを一つずつ切り替えるような手間を省け、作業効率が大幅にアップします。
ナビゲーションにあるシートやグラフなどを選択して、移動できます。
シートやセル、グラフなどに移動する
シートなどに移動するには、ナビゲーションからシートや要素を選択します。
- エクセルを開きます。
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表示タブからナビゲーションを選択します。または Alt + W, K キーの順に入力して、ショートカットから選択できます。
ナビゲーションを表示する方法で、表示される項目など詳しく解説しています。
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ナビゲーションからそれがある場所に移動したいシートや要素を選択します。
ナビゲーションには次の要素が表示されます。
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シート:すべてのシートの名前が表示されます。
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名前:セルの範囲に名前を定義しているときは、参照先のセルのあるシートに、その名前が表示されます。
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表:データが入力されているセルの範囲が表示されます。空の行と列で囲まれている範囲の単位で表示されます。Ctrl + A キーを入力して選択される範囲と同様です。
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テーブル:テーブルとして書式設定しているテーブルの名前が表示されます。
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ピボットテーブル:シートに挿入したピボットテーブルの名前が表示されます。
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グラフ:シートに挿入したグラフの名前が表示されます。グラフシートは表示されません。
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図:シートに挿入した画像や図形などのオブジェクトの名前が表示されます。
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シート:すべてのシートの名前が表示されます。
これで、シートやセル、グラフなどがある場所に移動して選択されました。
ナビゲーションの便利な使い方
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シート:シートが大量に挿入されているときは、画面下にあるシート見出しから選択するのは大変です。ナビゲーションならスクロールしながら瞬時に目的のシートを選択できます。また非表示のシートも表示されるので、すべてのシートを把握できます。
シート見出しの < > を右クリックして一覧から選択する方法があります。
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名前:セルに名前を定義すると、ナビゲーションから選択するだけで瞬時にそのセルまで移動できます。エクセルには直前に操作したセルに戻る方法がないので、この方法でいつでも作業をしていたセルに戻れます。
数式タブ > 名前の管理 から名前の定義や編集ができます。
- 図:行や列などを削除してサイズが 0 になり見えなくなってしまった画像や図形なども一覧に表示されるので、ゴミを見つけて削除できます。
🔍検索
検索ボックスにキーワードを入力して、一致する要素だけを常に表示できます。テーブルやグラフで検索して絞り込みすると、それらの要素を簡単に見つけやすくなります。

セルに名前を定義してその名前で検索すると、常に表示できるので瞬時にそのセルに移動できるようになります。
移動先のセルにルールを決めて名前を付けると便利です。例えば ce を先頭に付けて後ろにセルの名前を入力するなど。これで ce で検索すると移動したいセルの一覧を表示できます。

ナビゲーションを操作する
シートやグラフなどの一覧を表示したり、それぞれの名前の変更や削除することができます。
- シートやグラフを一覧表示する:ナビゲーションでシートやグラフなどを一覧表示する方法があります。すべてのシートやその中にある要素を一覧できるので全体の構成を把握できます。
- シートやグラフの名前を変更する:ナビゲーションからシートやグラフなどの名前を変更する方法があります。一覧から削除したり非表示にすることもできます。
- ナビゲーションを移動する:ナビゲーションを画面の左右にドッキングしたり、独立して表示させる方法があります。サイズも変更できます。
ナビゲーションとは、使い方についてまとめています。
まとめ
- シートの切り替え:大量にあるシートでも一覧から簡単に選択できます。
- セルの表示:セルの範囲に名前を付けて、いつでもそのセルに移動できます。よく使うセルは検索するとさらに見つけやすくなります。
- 検索して絞り込み:テーブルやグラフなどで検索して、その一覧から選択して移動できます。
この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。