Excel の Office アドインを無効にする設定を切り替えるには

更新日：2025年6月4日

エクセルの Office アドイン (Web アドイン)とは、Web 技術を使用して作成されたアドインのことで、エクセルの機能を拡張します。生産性を高めたりデータ分析など様々なものがあります。

基本的に Microsoft 公式の Office ストアからインストールするため安全です。機密性の高いデータを扱うなどセキュリティの心配があるときは、一時的にアドインを無効にできます。

トラストセンターの設定にある信頼できるアドインカタログからWeb アドインの起動を許可しないをチェックして、無効にできます。

Office アドイン (Web アドイン) とは

アドインの種類がいくつかあります。

Office アドイン (Web アドイン)：Web の技術を使用して作成したアドイン。主に Office ストアからインストールします。一般的にアドインといえばこれを指します。
Excel アドイン：主に VBA を使用して作成されたアドイン。
COM アドイン：COM を使用して作成されたアドイン。

Office アドインにも次の種類があります。

Office アドインを無効にする設定は、トラストセンターの設定の Web アドインの起動を許可しないをチェックします。

エクセルを開きます。
ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
トラストセンタータブからトラストセンターの設定を選択して、トラストセンターの設定画面を表示します。
信頼できるアドインカタログタブから Web アドインの起動を許可しないまたは Office ストアの Web アドインの起動を許可しないをチェックします。
- Web アドインの起動を許可しないをチェックすると Office ストアの Web アドインも無効になります。
- チェックを外すと Office アドインは有効になります。
OK を選択します。
確認メッセージが表示されたら OK を選択します。

これで、Office アドインが無効な状態で開かれるようになりました。次にファイルを開いたときから反映されます。

この設定は Word など他の Office アプリと共通設定です。

Web アドインの起動を許可しない状態でエクセルを開くとアドインが使用できない状態になります。

インターネットから取得したファイルは先に保護ビューを解除しないとアドインが無効になったり制限がかかります。保護ビューなどのセキュリティ制限と解除する方法で詳しく解説しています。

すべてのアドインが無効になり、取得も使用もできません。

Office ストアからインストールしたアドインが無効になり、取得も使用もできません。組織のアドインは使用できます。

Office アドイン以外にもアクティブコンテンツを無効／有効にする設定がそれぞれあります。

アクティブコンテンツを有効化する方法について、アクティブコンテンツを有効にする方法で詳しく解説しています。

比較的安全：Office アドインは Microsoft 公式のストアからインストールするため、安全なアドインだけを入手できます。
Office アドイン：第三者が作成したアドインで Web の技術を使用しているので、そのサーバーがウイルスなどの被害にあうとアドインも悪意のある動作になる危険があります。
組織のアドイン：社内で管理しているアドインをインストールするため安全です。そのサーバーが攻撃されないように常にセキュリティを高める必要があります。
Office アプリとの共通設定：Word など他の Office アプリで同じ設定を変更すると、Excel の設定も同様に変更されます。

この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。