Excel の信頼できる場所を無効にするには

更新日：2025年6月13日

エクセルの信頼できる場所には、作成者が信頼できて悪意のあるコードが含まれていないことが確実なファイルを置きます。その場所にあるファイルは保護ビューやマクロの無効化など、すべてのセキュリティ制限を回避して開かれます。

しかし、いつどんなファイルがウイルスやマルウェアに感染するかわかりません。うっかり信頼できる場所に危険なファイルを保存することもあるかもしれません。安全に作業するなら信頼できる場所を設定しないことです。

この記事では、信頼できる場所を無効にする方法を紹介します。既定の設定は残したまますべての信頼できる場所を無効にできます。いつでも有効に戻せるので、セキュリティを一時的に強化したいときに便利です。

トラストセンターの設定からすべての信頼できる場所を無効にするをチェックして、無効にできます。

信頼できる場所を無効にする設定

信頼できる場所を無効にするには、トラストセンターの設定画面にあるすべての信頼できる場所を無効にするをチェックします。

これで、すべてのファイルがインターネットから取得されたものは保護ビューで表示され、マクロなどアクティブコンテンツが含まれているものは無効な状態になります。

信頼できる場所を無効にした状態でファイルを開くと、どの場所にあるファイルでもセキュリティ制限が設定された状態で表示されます。

安全なセキュリティの状態です。

インターネットから取得したファイルなどは保護ビューで表示されます。

オンラインテンプレートから新しいブックを作成したとき、ダウンロードしたテンプレートはローカルファイルになっているため保護ビューで表示されることはありません。

保護ビューを解除すると信頼済みドキュメントになり、以降は保護ビューで表示されません。

マクロなどアクティブコンテンツが含まれているファイルは、無効な状態で表示されます。

アクティブコンテンツを有効にすると信頼済みドキュメントになり、以降は有効な状態で表示されます。

保護ビューや信頼済みドキュメントなどについては、保護ビューなどのセキュリティ制限と解除する方法で詳しく解説しています。

これで、以前に設定していたフォルダーが再び信頼できる場所に戻り、セキュリティ制限が回避されるようになります。

怪しいファイルを置かないように注意します。

フォルダーを信頼できる場所に設定すると、そのフォルダーにあるファイルはすべてのセキュリティ制限を回避して開かれます。場所を変更したり削除もできます。この記事で紹介している方法で、その設定を無効にできます。

セキュリティ制限の仕組みについては、保護ビューなどのセキュリティ制限と解除する方法で詳しく解説しています。

この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。