Excel のファイル形式を変換するには

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エクセルを保存するときのファイル形式 (拡張子) がなんだかわかりますか? Excel ブック (*.xlsx) が既定のファイル形式です。

このファイル形式を変換すると、テンプレートを元に新しいファイルを作成したり、マクロを使用して作業を自動化したり、CSV などのテキストファイルにして他のアプリと連携できるようになります。

目的に合ったファイル形式に変換して効率よく作業を進められるようになります。

F12 キーを入力して、名前を付けて保存ダイアログからファイル形式を変換できます。

ファイル形式を変換する

ファイル形式を変換するには、名前を付けて保存ダイアログのファイルの種類を選択します。

  1. エクセルを開きます。
  2. 名前を付けて保存ダイアログを表示:
      1. ファイルタブからエクスポートを選択します。
        ファイルタブを選択
        ファイルのエクスポートタブを選択
      2. ファイルの種類の変更を選択します。または Alt + F, E, C キーの順に入力して、ショートカットからファイルの種類の変更を表示できます。
        エクスポートタブのファイルの種類の変更を選択
      3. 変換先のファイルの種類を選択します。この中に表示されていない形式に変換したいときは何も選択する必要はありません。
        変換先のファイルの種類を選択
        ブック (*.xlsx) が標準の形式です。
      4. 名前を付けて保存を選択します。
        名前を付けて保存を選択
    • または F12 キーを入力します。
  3. 名前を付けて保存ダイアログが表示されます。

    ファイルの種類に先ほど選択したファイル形式が選択された状態になっています。他の形式に変換したいときはファイル形式を選択します。

    名前を付けて保存のファイルの種類
    Excel ブック (*.xlsx)が標準の形式です。
  4. 保存を選択します。
    名前を付けて保存の保存ボタン

これで、ファイル形式が変換されました。名前を付けて保存しているので変換前のファイルも残っています。

クイックアクセスツールバーからファイル形式を変換する

クイックアクセスツールバーから他の形式で保存ボタンを選択しても変換できます。

  1. クイックアクセスツールバーのからその他のコマンドを選択します。
    クイックアクセスツールバーの▼ クイックアクセスツールバーの▼からその他のコマンド
  2. コマンドの選択からファイルタブを選択し、他の形式で保存コマンドを追加します。
    クイックアクセスツールバーに他の形式で保存コマンドを追加
  3. OK を選択します。
    オプションのクイックアクセスツールバーの OK ボタンを選択
  4. クイックアクセスツールバーに表示された他の形式で保存ボタンを選択して名前を付けて保存ダイアログを表示できます。から変換先のファイル形式を選択した状態で名前を付けて保存ダイアログを表示できます。
    クイックアクセスツールバーの他の形式で保存ボタンを選択

名前を付けて保存ダイアログが表示され、ファイルの種類を変更して保存するとファイル形式を変換できます。

主なファイル形式とその違い

エクセルは多くのファイル形式で保存できます。カンマ区切りの CSV などのテキストファイルの形式で保存すると、他のアプリでも開けるので連携できるようになります。標準のファイル形式は Excel ブック (*.xlsx) です。

ファイルの種類の一覧

主なファイル形式を紹介します。

ファイル形式 説明
Excel ブック (*.xlsx)Excel 2007 から使用されている一般的なファイル形式。通常はこの形式を使用して保存します。
Excel テンプレート (*.xltx)テンプレートファイルのファイル形式。テンプレートを元にして新しいファイルを作成するときは、この形式を選択します。
Excel マクロ有効ブック (*.xlsm)VBA マクロ が含まれるファイル形式。マクロを使って自動化などしているときは、この形式を選択します。
Excel 97-2003 ブック (*.xls)Excel 97 から 2003 と互換性があるファイル形式。古いバージョンのエクセルで開くときは、この形式を選択します。
CSV UTF-8 (コンマ区切り) (*.csv)カンマ区切りのファイル形式。メモ帳などのテキストエディタなど他のアプリで開くには、この形式を選択します。

ファイル形式の設定など

既定のファイル形式を変更したり、指定のファイル形式での保存を禁止したりできます。

  • 既定の保存形式を変更する:既定のファイルの保存形式を変更する方法があります。新しいファイルを保存するときのファイル形式を変更できます。
  • PDF に変換する:ファイルを PDF に変換する方法があります。エクセルを持っていない人でも閲覧できます。
  • ファイル形式の保存を禁止する:主に古いファイル形式への保存を禁止できます。詳細については後日公開予定です。

まとめ

  • 目的に合った形式:テンプレートやマクロ、互換性など使用目的に合わせて適切にファイル形式を選択することで、幅広い使い方ができるようになります。
  • ファイル形式を変換:名前を付けて保存ダイアログからいつでもファイル形式を変換できます。
  • 一部のデータが失われる:CSV などのテキストファイルで保存すると 1 つのシートしか保存されません。マクロを含むファイルを通常の Excel ブック (*.xlsx) 形式で保存するとマクロが削除されます。

この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。