Excel のウィンドウを非表示または再表示するには
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エクセルで作業をしていると、多くのウィンドウが表示されて画面がごちゃごちゃしてくることってありますよね。目的のウィンドウを見つけるのに時間がかかったり、誤って違うウィンドウを操作してしまうこともあります。
そんな時、ウィンドウを非表示にすると便利です。一時的にそのウィンドウを隠して、タスクバーにも表示されなくなります。ウィンドウの切り替えや整列の対象にもならないので、わざわざウィンドウを閉じて必要になったら再度開くような手間もかかりません。
必要になったらいつでも再表示できます。
表示タブにある表示しないを選択して非表示にし、再表示から表示できます。
ウィンドウを非表示にする
ウィンドウを非表示にするには、表示タブにある表示しないを選択します。
- エクセルを開きます。
-
表示タブから表示しないを選択します。または Alt + W, H キーの順に入力して、ショートカットから選択できます。
これで、このウィンドウが非表示になりました。それが最後のウィンドウのときは、空のウィンドウが表示された状態になります。
❌ウィンドウを閉じる
非表示にしたウィンドウがある状態で最後のウィンドウを閉じると、その非表示にしているファイルを保存するかメッセージが表示されます。

- 保存:保存して、次に開いたときに非表示の状態になります。
- 保存しない:次に開いたときに通常の状態で表示されます。
ウィンドウを再表示する
非表示にしたウィンドウを再表示するには、表示タブにある再表示を選択します。
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表示タブから再表示を選択します。または Alt + W, U キーの順に入力して、ショートカットから選択できます。
非表示のウィンドウがないときは選択できません。
-
再表示したいウィンドウを選択して OK を選択します。
- まとめて複数のウィンドウを再表示することはできません。
- ダブルクリックして選択すると、OK ボタンの選択を省略できます。
これで、選択したウィンドウが再表示されました。データは非表示にした時点のままなので、すぐに作業を再開できます。
クイックアクセスツールバーからウィンドウを非表示/再表示する
クイックアクセスツールバーから表示しないボタンを選択して非表示にし、再表示ボタンを選択して表示できます。
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表示タブから表示しないまたは再表示を右クリックしてクイックアクセスツールバーに追加を選択します。
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クイックアクセスツールバーに表示された表示しないまたは再表示ボタンを選択します。
ウィンドウを非表示または再表示できます。
- この他にもクイックアクセスツールバーにコマンドを追加する方法があります。
- クイックアクセスツールバーのボタンを並べ替える方法があります。
ウィンドウを非表示にすると
ウィンドウを非表示にすると、Windows からもそのウィンドウが非表示になります。タスクバーに表示されなくなり、Alt + Tab などのウィンドウの切り替えにも表示されません。
ウィンドウの整列やウィンドウの切り替えの対象から外れるので、対象にしたくないときにわざわざウィンドウを閉じる必要がなくなります。
非表示にしてもウィンドウが閉じられているわけではないので、編集中のデータはそのまま残っています。再表示すると作業を再開できます。
🟦空のウィンドウ
最後のウィンドウを非表示にすると空のウィンドウが表示された状態になります。空のウィンドウとは、ファイルが何も開かれていない状態のことです。

ウィンドウを管理する
ウィンドウを並べて表示したり、切り替えることができます。
- ウィンドウを整列する:ウィンドウを整列する方法があります。非表示にすると整列の対象から外せて便利です。
- ウィンドウを切り替える:ウィンドウを切り替える方法があります。表示しているウィンドウの一覧から選択して切り替えられます。詳細については近日公開予定です。
- 新しいウィンドウで表示する:同じファイルを複数のウィンドウで表示する方法があります。
まとめ
- 一時的に隠す:ウィンドウの整列や切り替えなどの対象から外れるので、閉じることなく必要なウィンドウだけを操作できます。
- 誤操作防止:不要なウィンドウを誤って操作してしまうことを防ぎます。
- 保存すると非表示のまま:非表示の状態で保存すると、次に開いたときも非表示の状態になっています。
- 再表示:再表示から非表示にしているウィンドウの一覧を表示できます。必要になったら再表示できます。
この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。