Excel のシートの背景色を変更するには

更新日：2025年11月28日

エクセルのシートが増えてくると目的のシートを見つけるのに時間がかかった経験はありませんか。シート名だけでは見分けがつきにくいと思います。

そんな時、シートの背景色を変更する方法があるんです。シート見出しの背景色を自由に設定できて、瞬時に見つけられるようになります。

「請求書」は青、「報告書」は赤のように色によってどんな書類なのかルールを決めておけば、さらにシートを簡単に探せるようになります。

シートの右クリックメニューにあるシート見出しの色を選択して、変更できます。

シートの背景色を変更する

シートの背景色を変更する方法がいくつかあります。それぞれの結果に違いはありません。

シートの背景色を変更するには、シートの右クリックメニューにあるシート見出しの色を選択します。

これで、シートの背景色が変更されました。シートを選択しているときは、背景色が薄い色で表示されます。

シートを選択していないときに選択した色で表示されます。

シートの背景色を変更するには、ホームタブにあるシート見出しの色を選択します。

背景色を変更したいシートを選択します。
- シートを選択する方法で、選択方法などを詳しく解説しています。
- Ctrl キーまたは Shift キーを押しながら選択すると複数のシートを選択して、まとめて変更できます。
ホームタブから書式 > シート見出しの色にある色を選択します。または Alt + H, O, T キーの順に入力して、ショートカットから選択できます。

これで、シートの背景色が変更されました。シートを選択しているときは、背景色が薄い色で表示されます。

シートを選択していないときに選択した色で表示されます。

クイックアクセスツールバーからシート見出しの色ボタンを選択しても非表示にできます。

選択したシートの背景色が変更されます。

ただ色を付けただけでは、そのシートを目立たせる効果しかありません。ルールに従って色を設定すると視覚的に判断しやすくなります。

重要度：報告書、要確認データのように、重要度の高いシートに赤やオレンジなどの色を付けます。注意が必要なシートには黄色を付けます。重要度の低いデータは青にしたり色を付けないようにします。
種類：売上データは緑、商品リストは青のように、データの種類によって色分けをします。色を見ただけでデータの種類がわかるようになります。
作業工程：入力は緑、加工は青、分析はオレンジ、報告は赤のように、作業工程で色分けをします。作業を段階的に進めるファイルに適しています。

チームで色を統一することで色に意味を持たせることができます。個人が勝手に色を決めていてはバラバラな色を使用して意味をなさなくなります。

色を選択するときにテーマの色を使用すると、テーマを変更したときにその色もテーマに合わせて変更されます。これによりルールに合わない色になります。これを防ぐには標準の色やその他の色を使用します。

色を設定するのに加えてシートを移動して並び順を変更すると、さらに目的のシートを見つけるのが簡単になります。

シートを追加したら、名前を変更したり並べ替えると見つけやすくなります。

操作性アップ：シート名だけでなく視覚的にシートを見分けられるようになるため、瞬時に目的のシートを見つけられるようになります。
色で整理整頓：「請求書」は青、「報告書」は赤のようにルールを決めたり、関連するシートを同じ色にしたり、作業工程で色分けをすると、シート全体を把握しやすくなります。
色の付けすぎに注意：すべてのシートに色を付けるとカラフル過ぎて色の重要性がわかりづらくなります。重要なシートにだけ色を付けるなど工夫が必要です。

この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。