Excel の編集言語を英語に切り替えるには

編集言語とは

編集言語 (オーサリング言語) とはキーボードで入力する言語のことです。編集言語をインストールすると次のようなことができるようになります。ただし、一部の機能は Windows にその言語 を追加している必要があります。

• 既定のフォント：その言語に合わせたフォントが既定になります。
• キーボードレイアウト：その言語で入力できるようになります。ただし Windows にその言語を追加している必要があります。
  日本語しかインストールされていなくても英語は入力できます。
• 入力方向：その言語の入力方向で入力できるようになります。日本語や英語は左から右に入力します。アラビア語などは右から左に入力します。ただし Windows にその言語を追加している必要があります。
  Word は Windows に言語を追加しなくても入力方向に対応しています。
• 文章校正：スペルチェックやオートコレクト (自動で先頭の文字を大文字に変換など) などの文章校正機能が、その言語を基準として使用できるようになります。追加で校正ツール (校正機能) をインストール必要があります。

完全にその言語で入力するには Windows にその言語を追加して、校正ツールもインストールする必要があります。

編集言語を切り替える

英語を編集言語にするには、オプション画面のオーサリング言語に英語 (米国) を優先として設定します。

1. エクセルを開きます。
2. ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
   
   
3. 言語タブから Office のオーサリング言語と校正機能の編集言語に設定したい言語の英語 (米国) を選択して優先として設定を選択します。
   

   
   • 設定したい言語が表示されていないときは言語を追加できます。
   • 日本語に戻すときは日本語を優先として設定します。
4. 確認メッセージが表示されるのではいを選択します。
   
5. 英語 (米国) がリストの一番上に表示され<優先>と表示されます。優先と表示される言語が編集言語になります。
   
6. OK を選択します。
   
7. 確認メッセージが表示されるので OK を選択します。
   
   エクセルを再起動すると変更が反映されます。
8. エクセルを閉じます。

これで、編集言語が英語に切り替わりました。次にエクセルを開いたときに英語入力になっています。同じ方法で日本語に戻せます。

編集言語を切り替えると

フォントを変更していないセルは、その言語の既定のフォントになります。これにより行の高さなども変更されます。

フォントを変更しているときは、そのままフォント設定が残ります。

スペルチェックやオートコレクトなどの文章校正機能が、その言語を基準にして行われます。

編集言語で入力するためには、Windows にその言語 を追加している必要があります。日本語しかインストールされていなくても英語は入力できます。

🌏表示言語

画面に表示される言語を合わせて変更すると、エクセルを完全にその言語で操作できます。

その他の言語の設定

編集言語の他に表示言語があります。両方を同じ言語にすると、完全にその言語でエクセルを操作できるようになります。

• 表示言語を切り替える：表示言語を切り替える方法があります。英語入力にしたり日本語入力にしたり切り替えられます。
• 編集言語を追加する：編集言語を追加する方法があります。英語やその他の言語に切り替えるには、先に言語をインストールする必要があります。
• 編集言語を削除する：追加した編集言語を削除する方法があります。他の Office アプリからもアンインストールされます。

まとめ

• 表示言語に合わせる：表示言語が英語なら編集言語も英語にする、というように表示言語に合わせると完全にその言語でエクセルを操作できるようになります。
• Windows の言語：その言語で入力するには Windows にもその言語を追加している必要があります。
• 文章校正：スペルチェックなどの文章校正機能をその言語で使用するには、校正ツールをインストールする必要があります。
• Office アプリとの共通設定：Word など他の Office アプリで同じ設定を変更すると、Excel の設定も同様に変更されます。

この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。