Excel の不要な編集言語を削除するには
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エクセルに入力する言語を日本語や英語に切り替えられることは知っていますか。その言語のことを「編集言語 (オーサリング言語) 」といいます。使わなくなった言語をそのままにしておくと容量を圧迫したり、誤って設定してしまう恐れもあります。
この記事では、不要になった英語の編集言語を削除する方法を紹介します。削除しても、再インストールして元に戻せます。
編集言語は入力方向や文章校正など、入力に関係する言語を基準にします。この他に表示言語があります。これは、画面に表示される文字の言語です。
オプション画面にあるオーサリング言語から英語 (米国) を削除して、英語を削除できます。
編集言語を削除する
英語の編集言語を削除するには、オプション画面のオーサリング言語から英語 (米国) を削除します。
- エクセルを開きます。
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ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
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言語タブから削除したい言語の英語 (米国) を選択して削除を選択します。
リストの一番上に<優先>と表示されている言語は削除できません。先に他の言語を優先として設定して、編集言語を切り替える必要があります。
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OK を選択します。
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確認メッセージが表示されるので OK を選択します。
エクセルを再起動すると変更が反映されます。
- エクセルを閉じます。
これで、編集言語の英語を削除しました。ただし、その校正ツール (校正機能) は表示言語と合わせてインストールされているため削除されません。
編集言語を削除しても、元々優先として設定されていないので画面上や入力に変化はありません。
この設定は Word など他の Office アプリと共通設定です。
校正ツールも削除する
編集言語を削除してもスペルチェックなど文章校正に必要な校正ツール (校正機能) は削除されません。表示言語を削除すると、その言語の校正ツールも削除されます。
その他の言語の設定
表示言語の他に編集言語があります。片方を削除したらもう片方も削除して、完全にその言語を削除できます。
- 表示言語を削除する:画面に表示される文字の表示言語を削除する方法があります。編集言語と合わせて削除すると、その言語を完全に削除できます。
- 編集言語を追加する:編集言語を追加する方法があります。英語やその他の言語に切り替えるには、先に言語をインストールする必要があります。
- 編集言語を切り替える:編集言語を切り替える方法があります。スペルチェックなどの文章校正をその言語に合わせられます。
まとめ
- 誤操作防止:不要な編集言語がいつまでも残っていると誤って設定してしまったり、切り替えるのが煩わしくなります。
- 校正ツールを削除:校正ツール (校正機能) を削除するには表示言語を削除する必要があります。
- 完全に削除:表示言語と編集言語の両方をアンインストールすると、完全にその言語を削除できます。
- Office アプリとの共通設定:Word など他の Office アプリで同じ設定を変更すると、Excel の設定も同様に変更されます。
この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。