Excel のナビゲーションからシートやグラフなどの名前の変更や削除するには
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エクセルにシートや画像などを大量に挿入すると、どのシートに何が入力されているのか、何の画像がどこに表示されているのかわからなくなることがありますよね。それらに名前を付けて探しやすくできるんです。
この記事では、ナビゲーションからシートや画像、グラフなどの名前の変更や削除する方法を紹介します。ナビゲーションにはすべてのシートと、その中にあるグラフや画像などのオブジェクトが一覧表示されます。
一覧から右クリックして、名前を変更したり削除したりできます。また表示/非表示を切り替えることもできます。既定の名前は挿入するたびに連番が振られて分かりづらいので、わかりやすい名前を付けることで作業ミスを防げるようになります。
ナビゲーションにあるシートやグラフなどを右クリックして、名前の変更や削除ができます。
シートや画像、グラフなどの名前の変更や削除、非表示にする
シートなどの名前の変更や削除をするには、ナビゲーションからシートや要素を右クリックします。
- エクセルを開きます。
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表示タブからナビゲーションを選択します。または Alt + W, K キーの順に入力して、ショートカットから選択できます。
ナビゲーションを表示する方法で、表示される項目など詳しく解説しています。
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ナビゲーションからシートや要素を右クリックして、次のいずれかの操作を選択します。
- 名前の変更
- 削除
- 非表示
ナビゲーションには次の要素が表示されます。
- シート:名前の変更、削除、非表示ができます。
- 名前:何も操作できません。数式タブ > 名前の管理 から名前の変更や削除ができます。
- 表:何も操作できません。数式タブ > 名前の管理 から名前を付けられます。
- テーブル:名前の変更ができます。
- ピボットテーブル:名前の変更ができます。
- グラフ:名前の変更、削除、非表示ができます。名前はグラフタイトルとは別物です。
- 図:名前の変更、削除、非表示ができます。
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名前の変更:新しい名前を入力して OK を選択します。
シートの名前の制約
- 他のシートと同じ名前にはできません。
- アポストロフィ ' を先頭と末尾に使用できません。
- 一部の記号 : \ / ? * [ ] を使用できません。
- 履歴という名前にすることはできません。予約語として設定されています。
- 31 文字以上は入力できません。
- 空にすることはできません。
- 大文字と小文字は区別されません。
テーブルとピボットテーブルの名前の制約
- 他のテーブルと同じ名前にはできません。
- _ \ 以外の記号は先頭文字に使用できません。
- 一部の記号を使用できません。
- スペースは使用できません。代わりに _ などを使用します。
- A1 などセル参照と同じ名前にすることはできません。
- C や R という名前にすることはできません。
- 256 文字以上は入力できません。
- 空にすることはできません。
- 大文字と小文字は区別されません。
グラフや図の名前の制約
- 空にすることはできません。
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削除:シートを削除するときは削除を選択します。それ以外の要素を削除するときは確認メッセージは表示されません。
- 非表示:同じ操作を繰り返して表示/非表示を切り替えられます。
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名前の変更:新しい名前を入力して OK を選択します。
これで、シートや画像、グラフなどが名前の変更や削除、非表示になりました。
名前の表示場所と表示/非表示について
🏷️名前の表示場所
- シート:画面下にあるシート見出しに名前が表示されます。
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テーブル:テーブルを選択するとテーブルデザインタブに表示されます。名前を入力して変更できます。
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ピボットテーブル:ピボットテーブルを選択するとピボットテーブル分析タブに表示されます。名前を入力して変更できます。
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グラフ、図:グラフや図を選択すると名前ボックスに表示されます。名前ボックスに名前を入力して変更できます。
💡表示/非表示
まとめてオブジェクトの表示/非表示を切り替えるには、選択ウィンドウが便利です。グラフ、図 (画像や図形など)を切り替えられます。
ホームタブ > 検索と選択 > オブジェクトの選択と表示 から選択ウィンドウを表示できます。ここにもグラフや図の名前の一覧が表示されます。

ナビゲーションを操作する
シートやグラフなどの一覧を表示したり、選択してそれがある位置まで移動できます。
- シートやグラフを一覧表示する:ナビゲーションでシートやグラフなどを一覧表示する方法があります。すべてのシートやその中にある要素を一覧できるので全体の構成を把握できます。
- シートやセルに移動する:ナビゲーションからシートやセル、グラフなどに移動する方法があります。一覧から目的のものを素早く表示できるようになります。
- ナビゲーションを移動する:ナビゲーションを画面の左右にドッキングしたり、独立して表示させる方法があります。サイズも変更できます。
ナビゲーションとは、使い方についてまとめています。
まとめ
- 探しやすさ:わかりやすい名前を付けることで、一覧から目的のものを素早く探せるようになります。
- 不要なものを削除:使っていないような画像やグラフを見つけたら簡単に削除できます。
- 表示/非表示の切り替え:非表示の要素も一覧に表示されるため、見逃すことはありません。
この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。