Excel のシートの表示倍率を拡大または縮小するには
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エクセルの作業中に「文字をもう少し大きく見たい」「スクロールせずに大きな表全体を確認したい」と感じたことはありませんか。
そんな時に役立つのが、シートの表示倍率を拡大または縮小する機能です。シート全体を拡大し、プレゼンテーションなどで文字を読みやすく表示したり、逆に縮小して巨大な表でも全体を一目で把握できるようにしたりと、表示サイズを自在に調整できます。
マウスホイールやショートカットキーを使って素早く拡大/縮小したり、ステータスバーにあるズームスライダーからちょうどいいサイズに調整できます。
Ctrl キーを押しながらマウスホイールを回転して、表示倍率を拡大/縮小できます。
シートの表示倍率を拡大/縮小する
表示倍率を拡大/縮小する方法がいくつかあります。いずれも同じことができます。
- マウスホイールから表示倍率を拡大/縮小する
- ショートカットキーから表示倍率を拡大/縮小する
- ステータスバーから表示倍率を拡大/縮小する
表示倍率の範囲は 10 ~ 400% です。10 分の 1 に縮小した表示から 4 倍に拡大した表示です。
🔍マウスホイールから表示倍率を拡大/縮小する
マウスホイールからシートの表示倍率を拡大/縮小できます。
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シート上 (セルの上) にマウスカーソルを移動します。
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- 拡大:Ctrl キーを押しながらマウスホイールを上に回転します。
- 縮小:Ctrl キーを押しながらマウスホイールを下に回転します。
これで、このシートの表示倍率が 15% ずつ拡大/縮小されて表示されました。
🔍ショートカットキーから表示倍率を拡大/縮小する
キーボードからシートの表示倍率を拡大/縮小できます。
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- 拡大:Ctrl + Alt + Shift + = キーを入力します。
- 縮小:Ctrl + Alt + - キーを入力します。テンキーの - でも入力できます。
これで、このシートの表示倍率が 15% ずつ拡大/縮小されて表示されました。
🔍ステータスバーから表示倍率を拡大/縮小する
ステータスバーからズームスライダーを選択しても、同じように表示倍率を拡大/縮小できます。
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ステータスバーを右クリックしてズームスライダーをチェックします。
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ステータスバーに表示されたズームスライダーを選択します。
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+, - を選択して、10% ずつ拡大/縮小できます。
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スライダーを選択またはドラッグして、その位置の表示倍率に設定できます。
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スライダー にマウスカーソルを合わせてマウスホイールを上下に回転して、少しずつ拡大/縮小できます。
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+, - を選択して、10% ずつ拡大/縮小できます。
これで、このシートの表示倍率が拡大/縮小されて表示されました。
現在の表示倍率を表示する
ステータスバーにあるズームに現在の表示倍率が表示されます。
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ステータスバーを右クリックしてズームをチェックします。
これで、ステータスバーに表示されたズームに現在の表示倍率が表示されました。
ズームを選択してシートの表示倍率を設定する方法があります。
表示倍率をカスタマイズする
表示倍率を指定の値に設定したり、選択範囲を画面いっぱいに拡大することができます。
- 表示倍率を設定する:シートの表示倍率を設定する方法があります。指定した倍率に設定したり標準の倍率に戻せます。
- 選択範囲に合わせて表示倍率を拡大する:選択範囲に合わせて表示倍率を拡大する方法があります。セルの範囲やグラフなどを画面いっぱいに拡大できます。
プレゼンテーション用の設定
プレゼンテーション用にセル以外をすべて非表示にすることができます。
- 全画面表示:Ctrl + Shift + F1 キーを入力して全画面表示にする方法があります。リボンやステータスバーなどを非表示にできます。
- 数式バーを非表示:数式バーを非表示にする方法があります。作業スペースを広げられます。
- 行見出しと列見出しを非表示:行見出しと列見出しを非表示にする方法があります。タブレットなどの小さな画面でも表示領域を広げられます。
- シート見出しを非表示:シート見出しを非表示にする方法があります。スクロールバーと合わせて非表示にすると、その領域が非表示になります。詳細については近日公開予定です。
- スクロールバーを非表示:スクロールバーを非表示にする方法があります。シート見出しと合わせて非表示にすると、その領域が非表示になります。詳細については近日公開予定です。
まとめ
- 素早く拡大/縮小:マウスやキーボードなどから瞬時に変更できるので、必要なときだけ表示倍率を変えられます。元に戻すには Ctrl + Z キーを入力するだけです。
- 視認性の向上:拡大すれば特定の箇所を見やすくでき、逆に縮小すればスクロールすることなく大きな表やグラフなどを見渡すことができます。
- プレゼンテーション:特定のデータに注目させたい時、拡大表示することで効果的に伝えられるようになります。
この方法を活用してエクセルの時短に役立ててください。