Excel の Office ドキュメントキャッシュを削除するには

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エクセルのファイルを OneDrive に保存しているときに Office ドキュメントキャッシュが作成されます。これはオフラインでファイルを編集したり、OneDrive と同期をとるために必要なファイルです。

この記事では、キャッシュを削除する方法を解説します。キャッシュが破損しているなどの原因で問題が発生しているときに削除すると、問題が解決されることがあります。それ以外の理由で削除するのはおすすめしません。

キャッシュを削除する方法がいくつかあります。

ファイルを閉じたときに Office ドキュメント キャッシュから削除する設定を有効にする

ファイルを閉じたときにそのキャッシュを削除するには、オプション画面のファイルを閉じたときに Office ドキュメント キャッシュから削除するをチェックします。

  1. エクセルを開きます。
  2. ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
    ファイルタブを選択
    ファイルのオプションタブを選択
  3. 保存タブからファイルを閉じたときに Office ドキュメント キャッシュから削除するをチェックします。
    オプションの保存タブを選択
    ファイルを閉じたときに Office ドキュメント キャッシュから削除する
  4. OK を選択します。
    オプションの OK ボタン

これで、ファイルを閉じたときにキャッシュが削除されるようになりました。

この設定は Word など他の Office アプリと共通設定です。
この設定を有効にするのはおすすめしません。キャッシュはファイルを OneDrive にアップロードするのに必要なものです。アップロード前にファイルを閉じたときに、アップロードが完了していないことを知らせるメッセージが表示されることがあります。

すべてのキャッシュファイルを削除する

すべてのキャッシュを削除するには、オプション画面のキャッシュ ファイルの削除を選択します。

  1. エクセルを開きます。
  2. ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
    ファイルタブを選択
    ファイルのオプションタブを選択
  3. 保存タブからキャッシュ ファイルの削除を選択します。
    オプションの保存タブを選択
    キャッシュ ファイルの削除
  4. OK を選択します。
    オプションの OK ボタン

すべてのキャッシュが削除されます。

アップロード前のキャッシュは削除されずに残ります。

キャッシュを削除する必要があるとき

Office ドキュメントキャッシュは OneDrive と同期を取るために必要なファイルです。HDD や SSD の容量がひっ迫していない限り削除すべきではありません。キャッシュがあることで、そのファイルを高速で開けるようになります。

ただし、キャッシュそのものが破損すると正常にファイルを開けなくなることがあるので、そのときはキャッシュを削除すると問題が解決します。

同期される前のキャッシュを削除すると、OneDrive に保存されているファイルは古いデータのときがあるので、少しデータが失われる恐れがあります。

通常は Office ドキュメントキャッシュの保存日数を過ぎると自動で削除されるため、何も気にする必要はありません。

Office ドキュメントキャッシュを管理

Office ドキュメントキャッシュの保存日数を変更したり、キャッシュを削除できます。

その他の保存方法など、保存に関連する記事をまとめて紹介します。

まとめ

  • 保存期間後:一定の保存日数を超えたキャッシュは自動で削除されるため、すぐに削除する必要はありません。
  • 同期:常にオンライン状態で OneDrive に自動保存しているときは、ファイルを閉じたときにキャッシュを削除しても問題が発生する恐れは少ないです。
  • ディスク容量:HDD や SSD の容量がひっ迫しているときは、キャッシュを削除して容量を確保できます。

この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。