Excel の Office ドキュメントキャッシュの保存日数を変更するには
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エクセルのファイルを OneDrive に保存しているときに Office ドキュメントキャッシュが作成されます。これはオフラインでファイルを編集したり、OneDrive と同期をとるために必要なファイルです。
キャッシュの保存日数が長いほど多くのファイルがたまり、HDD や SSD の容量を圧迫して、パソコンの動作が重くなることもあります。
オプション画面にあるファイルを Office ドキュメント キャッシュに保持する日数を指定して、保存する日数を変更できます。
ファイルを Office ドキュメント キャッシュに保持する日数を変更する
Office ドキュメントキャッシュを保存する日数を変更するには、オプション画面のファイルを Office ドキュメント キャッシュに保持する日数に指定します。
- エクセルを開きます。
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ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
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保存タブからファイルを Office ドキュメント キャッシュに保持する日数に保存する日数を指定します。
1 ~ 30の範囲で設定できます。
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OK を選択します。
これで、キャッシュの保存期間が変更されました。
この設定は Word など他の Office アプリと共通設定です。
キャッシュが保持する日数を超えると
常にオンライン状態で OneDrive と同期されているなら、保存日数を超えたキャッシュは削除されます。
ただし、保存日数を超えたキャッシュでも、オフライン状態で OneDrive と同期されていない場合はアップロードされるまで削除されることはありません。データが失われる心配もありません。
また、オフライン状態でもファイルを編集していないときは、同期する必要がないので削除されます。
保存日数を長くすると、それだけ作成されるキャッシュの数が増えるため容量を圧迫することになります。
Office ドキュメントキャッシュを管理
Office ドキュメントキャッシュの保存日数を変更したり、キャッシュを削除できます。
- キャッシュの保存場所:Office ドキュメントキャッシュの保存場所は %LOCALAPPDATA%\Microsoft\Office\16.0\OfficeFileCache にあります。
- キャッシュを削除する:すべてのキャッシュを削除できます。キャッシュが破損しているなどの問題が発生したときに解決できます。
その他の保存方法など、保存に関連する記事をまとめて紹介します。
まとめ
- 保存期間:保存日数を超えたキャッシュは自動で削除されるため、短くても長くても問題ありません。
- 同期:オフライン状態で編集しても、ファイルがアップロードされるまではキャッシュが削除される心配はありません。
- ディスク容量:キャッシュが長期間保存されるとそれだけ HDD や SSD の容量を消費します。
この設定を活用してエクセルの時短に役立ててください。