Excel のファイルを古いバージョンで開いたときに表示する色を選択するには
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エクセルの古いバージョンでは 56 色しか表示できませんでした。バージョンアップによって飛躍的に向上し、最大 1,600 万色を表示できるようになりました。
そのため、新しいバージョンのファイルを古いバージョン(Excel 97, 2000, 2003)で開くと、すべての色をそのまま表示することができません。そのときに、どの色を使って表示するか設定できます。
オプション画面にある以前のバージョンの Excel で表示する色を選択するから色を選択して、それに一番近い色で表示できます。
以前のバージョンの Excel で表示する色を選択する方法
エクセルの古いバージョンでは、表示できる色の数がカラーパレットにある 56 色だけでした。最新のバージョンでは 最大 1,600 万色がサポートされています。
古いバージョンで開いたときの色を設定するには、オプション画面の以前のバージョンの Excel で表示する色を選択するから色を選択します。
- エクセルのファイルを開きます。
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ファイルタブからオプションを選択します。または Alt + F, T キーの順に入力して、ショートカットからオプション画面を表示できます。
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保存タブから以前のバージョンの Excel で表示する色を選択するの色を選択します。
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変更したいカラーパレットの色を選択して変更から色を変更できます。
このファイルで使用されている色が、ここにある 56 色から一番近い色で表示されます。
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変更したら OK を選択します。
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OK を選択します。
これで、このファイルを古いバージョンで開いたときに、設定したカラーパレットから一番近い色で表示されます。
この設定はファイル単位に管理できます。このファイルを保存しないで閉じたときは、設定が元に戻っています。
古いバージョンで保存する
エクセルの古いバージョンと互換性があるように保存するには、ファイル形式(拡張子)を Excel 97-2003 ブック (*.xls) で保存します。
- エクセルを開きます。
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F12 キーを入力して、名前を付けて保存ダイアログを表示します。
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ファイルの種類に Excel 97-2003 ブック (*.xls) を選択します。
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保存を選択します。
古いバージョンでも開けるようにファイルが保存されます。
互換性に問題があるときは互換性チェック画面が表示されます。
古いバージョンの形式などファイル形式を変換する方法を詳しく紹介しています。
まとめ
- 互換性表示:既定のカラーパレットから一番近い色で表示してくれるので、何もしなくても正常に表示できます。
- 互換性の問題:古いバージョンで正常に開けないときは、互換性チェックが自動的に問題を見つけてくれます。
- 新しいバージョン:古いバージョンでファイルを開かないときは何も気にする必要はありません。
- まとめ記事:公開しているすべての保存に関連する記事をまとめています。
この設定を活用してエクセルの時短につなげてください。